音楽を聴く手段は、この数年で大きく変わりました。
CDを買って、歌詞カードを開き、曲順どおりにアルバムを聴く。そんな楽しみ方から、今はスマホで好きな曲だけをすぐ再生する時代へ。実際、日本レコード協会によると、2024年の音楽配信売上は1,233億円で過去最高を更新し、音楽配信売上のうちストリーミングが91.8%を占めています。音楽は「所有するもの」から「いつでも聴けるもの」へ変わってきました。
けれど、だからこそ今、あえて“アルバムとして手元に置きたい音楽”の価値が見直されています。
ただ流れてくる曲を消費するのではなく、アーティストの背景、言葉、空気感、曲順まで含めて受け取る。775の1stフルアルバム『あたい』は、まさにそんな一枚です。
775は、大阪・岸和田出身の女性REGGAE DEEJAY。10代半ばから地元のクラブなどを中心にキャリアをスタートし、流行に流されないスタイルで存在感を放ってきたアーティストです。TuneCoreのアーティスト情報でも、775は「南大阪、岸和田市出身の女性REGGAE DEEJAY」と紹介され、「流行りに流されないそのスタイル」が唯一無二の存在感につながっているとされています。
この『あたい』が魅力的なのは、単にレゲエが好きな人だけに向けられた作品ではないところです。
自分らしく生きたい人、周りに合わせすぎて疲れている人、仕事や人間関係で言いたいことを飲み込んでいる人、何かを変えたいけれど一歩踏み出せない人。そういう日常のモヤモヤに、775の声と言葉はまっすぐ届きます。
今の社会は便利になった一方で、誰もがどこかで“比べられる疲れ”を感じています。SNSを開けば、成功している誰か、楽しそうな誰か、キラキラした誰かが目に入る。音楽もまた、短い動画やサビだけで消費されやすくなりました。
でも、775の音楽には、そうした速さとは違う強さがあります。飾りすぎない言葉、地元に根ざした空気、媚びない姿勢。きれいごとだけではなく、泥くささも含めて「これが自分だ」と言い切るようなエネルギーがあります。
『あたい』は、2022年6月15日にリリースされた775の1stフルアルバム。音楽ナタリーでも、775が1stフルアルバム『あたい』をリリースすること、彼女が大阪・岸和田出身のレゲエDeejayであることが紹介されています。
収録内容も充実しており、Amazonの商品情報では、CDアルバム限定ボーナストラックとして「よってらっしゃい Band Session ver.」が収録されていること、初回プレス限定でステッカー封入特典があることが案内されています。
さらに、レゲエ専門メディアSTING MUZIKでは、『あたい』について、2020年リリースのEP『くのいち』収録曲「よってらっしゃい」のミュージックビデオが公開1か月で100万回再生を突破し、775が一気に注目を集めたこと、リード曲「Microphone Center」や三木道三を迎えた「Hands Up feat. 三木道三」などを含む全13曲の内容であることが紹介されています。
このアルバムをおすすめしたい理由は、「聴く人を選ばない強さ」があるからです。
レゲエに詳しくなくても大丈夫です。むしろ、普段レゲエをあまり聴かない人にこそ、一度触れてほしい作品です。リズムは心地よく、声には芯があり、言葉にはリアルがあります。BGMとして流しても気持ちいいし、歌詞や表現に耳を向けると、もっと深く刺さる。通勤中、家事中、ドライブ中、落ち込んだ夜、気合いを入れたい朝。どんな場面にも入り込める懐の深さがあります。
特に「自分を取り戻したい」と感じている人には響くはずです。
周りに合わせることは悪いことではありません。でも、合わせ続けるうちに、自分の本音がわからなくなることがあります。そんなときに775の音楽を聴くと、「もっと自分のままでいい」「変にかっこつけなくてもいい」と背中を押される感覚があります。
今は音楽をサブスクで聴く人が多い時代です。世界的にも、IFPIのGlobal Music Report 2026では、2025年の世界の録音音楽収入が前年比6.4%増の317億ドルとなり、11年連続で成長したと報告されています。音楽市場の成長を牽引しているのは、引き続き有料ストリーミングです。
それでも、好きなアーティストのCDを買う意味はなくなっていません。むしろ、配信で気軽に聴ける時代だからこそ、「この作品は手元に残したい」と思える一枚に出会えることは貴重です。
『あたい』は、775というアーティストの名刺であり、決意表明のようなアルバムです。
流行に寄せるのではなく、自分の声、自分の言葉、自分のルーツで勝負する。そこにあるのは、強さだけではありません。人間らしさ、温度、弱さを抱えながらも前に進むリアルがあります。
レゲエが好きな人にはもちろん、最近の音楽に少し物足りなさを感じている人、心に残る一枚を探している人、775を最近知って気になっている人にもおすすめです。
「なんとなく聴く音楽」ではなく、「自分の中に残る音楽」を探しているなら、『あたい』はきっと候補に入ります。
気になる方は、在庫や特典の有無を確認しながらチェックしてみてください。CD限定の楽しみ方がある作品なので、配信で聴くだけでは味わえない魅力もあります。
775の声に、言葉に、生き方に触れてみたい人へ。
この一枚は、ただのアルバムではなく、自分らしさを思い出させてくれる作品です。
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